末家焼(ばっけやき)について
末家焼とは、末家(現亘理町先達前)付近の陶土を使った焼き物です。
その歴史は、今から300年前の元禄時代、亘理領主だった五代 伊達実氏(さねうじ)が
備前から陶工を招き焼かせた亘理伊達家の御庭焼です。
江戸〜明治の戊辰戦争での敗戦と亘理伊達家の北海道移住などにより廃窯しました。
明治に地元亘理の有志によって再興されましたが、それも大正初年に廃窯になり、幻の陶器となっていました。
このように廃窯と復興を繰り返してきましたが、昭和60年に亘理町長瀞に私たちが窯を築き、
末家焼窯元・ひろ窯として現在に至っています。